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おたふくかぜ

1.おたふくかぜとは
 症状は、耳の下にある耳下腺(じかせん)が腫れて痛くなるという症状です。ほっぺから顎(あご)にかけて腫れて「おたふく」のような顔になることからこの名前が付いていますが、正式には流行性耳下腺炎と言います。
 腫れは7〜10日くらい続きます(2〜3週間続く場合もあります)。
 熱は出る場合が多いのですが出ない場合も有ります。

2.おたふくかぜの原因
 おたふくかぜウィルス(ムンプスウイルス)が感染して起こります。唾液腺でウイルスが増え、飛沫により感染します。
 症状が出る2日前くらいから感染するといわれています。唾液腺が腫れている間は感染します。

3.おたふくかぜの治療
 ウィルスが原因であるということから、ご想像のつく方も多いと思いますが、おたふくかぜウィルスを殺す薬はありません。ただ、痛みなどを抑える薬を使うことがあります。

4.おたふくかぜと男性不妊
 成人男性がおたふくかぜに罹(かか)ると、両則の睾丸炎を起こして無精子症となり、不妊症の原因となることがあります。ただし、無精子症になる頻度は低いと言われています。

5.おたふくかぜと無菌性髄膜炎
 おたふくかぜウィルスが原因で髄膜炎を引き起こすことがあります。
 症状は、急激な発熱と嘔吐や頭痛です。入院して治療を受け安静にしていれば1〜2週間でよくなりますが、無菌性髄膜炎の回復後に潜在性てんかんになる例もありますので決して油断はできません。

6.近年の患者数は、・・・・・
      2001年 25万5000人
      2002年 18万1000人
      2003年  8万5000人
      2004年 12万8000人
      2005年 18万8000人

 そして2006年は9月末までに16万3678人となり、その流行が懸念されているということです。

 おたふくかぜ・はしか(麻疹)・風疹に対する新三種混合ワクチンが、ワクチン接種後に無菌性髄膜炎を発症する報告が相次いだことから、1993年にワクチンの接種が中止されました。

 おたふくかぜ単独のワクチンによる無菌性髄膜の炎発生率ははっきり分かっていませんが、北里研究所によるデータによると1万人に1人ということです。自然感染により発症する髄膜炎の発生率が2.95%と言われていますので、ワクチンにより予防する方が賢明と言えるかもしれません。

 また、成人になってからのおたふくかぜはひどいことが多く、頻度は低いとは言え無精子症になることもありますので、検査をして抗体がなければワクチン接種を受けておいた方が良いかも知れません。





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